ネット時代でも、新聞を読むことが大事なの?新聞との付き合い方(後編)

前回は新聞の歴史、そして、構成について主に書きました。

今回は、それを踏まえた上で、新聞を読むことは本当に大切なのか、書いていきたいと思います。
前回のものを読んでいない人は、先にこちらを読んだ方が、分かりやすいと思います。

http://gakusei-lab.com/?p=181

ネットニュースの元は何か

アプリや、Yahoo!、Googleなど、様々なネットのニュースが流れる様になり、スマホさえあれば、いつでもどこでもニュースを知ることができる様になりました。

そして、リアルタイムでも、情報が流れてくるために、新聞よりも情報収集は、スマホの方がいいだろうと思っている人も少なくありません。

では、スマホがあれば、新聞はいらないのかというと、そうではありません。

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赤丸で囲ってあるところを見れば、わかりますが、実はネットのニュースの情報源の多くは、実は新聞です。

新聞に書かれていることを、ネット用の記事にして公開されています。

ですから、実は、ネットのニュースの方が速報性があると思われていますが、災害や、凶悪事件の発生についてのニュースは、ネットの方が早いですが、それ以外のものは、実は新聞の方が先になっています。

情報の正確さが大事ですから、ネット記事を書く時には、実は新聞の情報を元にされています。

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ひと目でわかる内容

他にも、新聞の良さがあります。ネットの記事では、どのニュースが大きいニュースかがひと目見てはわかりません。

それに対して、新聞は、「見出し」があり、「リード」、「本文」という構成になっていますので、ニュースの大きさもひと目でわかります。

そして、内容の理解も、リードがある為、わかりやすくなっています。

世の中の流れがわかる

新聞を読むことで、世の中の流れがわかると言われますが、これには、ある程度の知識がなければなりません。

ニュースを時系列で追っていくと、①こういう出来事が起きた、②あるところがこの様な動きをした、③その動きの結果、この様なことが起きた、というようにある一定の動きが見えてきます。

例えば、イランのタンカーがミサイル攻撃を受けた(①)、原油先物価格が2%上昇(②)、今後の攻撃も予想される為、危険があるとしてタンカー運賃が高騰(③)。

この様に、一つの出来事から、波及して色々な動きになります。
こういう動きを、ニュースを見続けていくことで、見えてきます。

これは一例ですが、何か事件が起きれば、株価や為替が変動し、また、それに関連する料金も変動します。

そして、新聞についている広告や折込の広告ですが、これを見ることでも、
色々なことがわかります。新築の案内が多ければ、地域的に経済が豊かな人が多いことがわかりますし、書籍の案内を見れば、今の時代で、関心を高めている本のジャンルや内容もわかります。

読み比べると、見方も色々

また、新聞は、各社によって同じ事件でも取り上げ方が違います。
最近あった、チュートリアル徳井の申告漏れ、所得隠しの事件についても、色々な取り上げられ方をされています。チュートリアル徳井のズボラさを非難しているもの。他の芸能人の証言を取り上げているもの。活動停止による経済的な影響を書いているもの。芸能人の個人の会社による節税対策について論じているものもあります。
世の中で起きていることは、多面的であることも、ここからわかります。

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新聞の良さ

新聞は、短い時間で、より大切な情報を得られ、その上、語彙力も身につけられます。
ネットの記事と違い、新聞は校閲という工程があります。

誤字脱字がないか、数値データに間違えがないかということをチェックされることです。
これによって日本語的におかしい文章も訂正されます。

また、紙幅の関係で字数が限られていることも短い字数で、より正確に、密度の濃い情報を凝縮して書かれている為、言葉も選ばれています。

その為、語彙力を身につけることもできます。