「経済」と「ブッタの教え」の深いつながり

  • 2020年1月30日
  • 2020年1月30日
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「経済」という言葉は、わたしたちが普段から当たり前に使っている言葉です。
経済が豊かになるようにと、世界各国で、様々な政治が行われています。
経済成長が大切と、いたるところで叫ばれています。
では、その「経済」とはどんな意味でしょうか。
「経済」と、ブッダの教えとどんな関係があるのでしょうか。

その「経済」という言葉の語源について書いていきます。

経済(けいざい)

《名》人間の生活に必要な物を生産・分配・消費する行為についての、一切の社会的関係。転じて、金銭のやりくり。

《名ノナ》費用・手間がかからないこと。「―な品」「時間の―を図る」。費用をかけないこと。倹約。

Googleより)

意味をわかっているつもりでも、意外と正しく答えるのは難しいのではないでしょうか?

「そもそも経済とは何か?」ということについて考えてみましょう。

「経済」の語源

経済は「経世済民」の略です。
経世済民とは、『世を経め、民を済う』と読みます。
「世の中を治め、国民の苦しみを救うこと」を表す四字熟語で、
略して【経済】です。

【経世】は『荘子:斉物論』に出てきます。
【済民】は『書経:武成』に出てきます。

ところが現在では、英語の「エコノミー」の訳語として【経済】が用いられ、国民をすくう、などと言う意味では使われなくなってきています。

“Economy”(経済)という言葉の語源を辿ると、”Eco-“はギリシャ語で「家・家庭・家計」などをあらわす”oikos(オイコス)”に由来する接頭語で、”-nomy”はギリシャ語で「法・秩序」をあらわす”nomos(ノモス)”に由来し、秩序や法則性、あるいは学問をあらわす語につく接尾語になります。つまり”Economy”というのは「家計の学問」という意味であり、いわゆる「家計のやりくり」ということです。

モノが豊かになれば、金銭的に裕福になれば、物質的に恵まれれば、幸せになれるだろうという思いから、経済=物質的な豊かさを議論されるものと、思われてきました。

しかし、本来の意味は、物質的な豊かさではなく、人々の幸せを追求するものが、経済です。

「経済」の本来の意味と説き明かされたブッダの3人の長者の話

仏教を説かれたお釈迦様は、幸せとはどういうことかを、3人の長者に分けて教えられました。
それが、

「家の長者」「身の長者」「心の長者」の3人の長者です。

「家の長者」:家や金、宝物などを多く持ち、物に恵まれている人
「身の長者」:肉体が健康で不自由のない人

「家の長者」に憧れ、仕事に励む人が悪い訳ではありません。
しかし、どれだけモノや金を得ても、身体が不自由では、それらを楽しむことはできません。

ですから、2番目に幸せなのが「身の長者」です。

しかし、どれだけモノに恵まれても、健康であっても、これらのものは、やがて必ず終わりがやってきます。
ですから、お釈迦様は、それらのものも大切ではあるが、
真実の幸せ者は「心の長者」だと教えられています。

「心の長者」:人間に生まれてきたことを心から喜べる人

ブッダは、物質的に豊かになるよりも、心の豊かになることこそが、
大切であると教えられました。

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