【就活・インターン】インターンは選考有利に 企業のホンネとタテマエ

インターンシップは、選考有利になるのかならないのか、気になっている人もあると思いますが、選考有利にならない訳がありません。
では、なぜ有利になる訳ではないと濁した表現がなされているのか、書いていきたいと思います。

インターンシップのはじまりはアメリカ

インターンシップの起源はアメリカだと言われています。
はじまった時の目的は、

・学んだことを実際に活かすことにより学ぶ意欲の向上
・「高度な知的資産を持っている大学」が、「技術を活かして商業的な活動を
  行う民間企業」に新しい技術を提供することで、技術を発展させる

https://www.adバイス.com/intern_purpose/

でした。

インターンシップが「職業体験」へと変化

アメリカでは、日本の就職活動とは大きく違います。
アメリカで評価のポイントは

・学歴(学歴の低い学生は、応募すらできない場合がある。)
・学校での成績(GPAといわれ、一定の評価を下回る学生は足切りされる。)
・即戦力となるスキル(会社で即戦力として活躍できる実践スキルが問われる。)

日本の様な新卒一括採用がなく、実力主義です。
新卒、中途という区分がなく、同じ土俵で採用を争う熾烈な戦いです。
また、研修制度がなく、即実践が求められます。
その為、高学歴の学生は、より自分のスキルを向上させようと、
インターンシップに積極的に参加しました。
一方企業側も、優秀な学生を確保するために、
社員と同等もしくはそれ以上の報酬を出して学生たちを
囲い込むようになりました。
その結果、アメリカでは「現場で働く就業体験 = インターンシップ」という認識が
広まっていったのです。

日本でのインターンシップは?

日本で正式にインターンシップが取り入れられたのは1997年。
政府によって普及推進が決定されたことに始まります。
アメリカに本社を持つ外資系企業が日本でもインターンシップをはじめ、
対象大学は、東京大学、京都大学を始めとした高学歴層に限られ、
当初はアメリカ同様の就業体験としての目的で取り入れられました。
ところが2010年頃、インターンシップが拡大する中、
飲食業界や宿泊業界でインターンシップを悪用する企業が続出していきました。
インターンという名目で、学生に無給でアルバイト同様の業務をさせることが
社会問題となりました。
この問題を受けてインターンシップが整備され、
形を変えて「セミナー形式」や「ディスカッション形式」の
日本型インターンシップが生まれました。

画像2

深刻な人材不足により、求められる即戦力

どんどん若い人の人口が減っています。

平成11年      20〜24歳 913万人
令和元年(平成31年)20〜24歳 639万人      

総務省統計局人口推計データ https://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.html

また、あと10年もすれば、労働人口が500万人減ると言われています。
そうすると、年金生活の人が増えていきます。
すると、消費をおさえる人口が増えていき、ますます経済状況が悪くなり、
不景気になっていきます。
その為、働くことが大変な未来が待っています。
だから、企業は今まで以上に優秀な人材の確保に躍起になっています。
今後の厳しい社会で会社を存続していくためには、
何が何でも優秀な人材を確保しなければならないからです。

就活ルールとインターンシップの関係

インターンシップは、「職業体験」ということで取り決められ、
就活ルールでガイドラインの様にして企業を縛ろうとしていましたが、
法的拘束力がないため、人材確保に躍起になる企業の抑止力にはなりませんでした。
ただ、2010年頃の問題もあり、インターンシップは「職業体験」と謳っている手前、
声を大きく、内定に有利とは言えなかった訳です。
また、多くの企業は、リクナビやマイナビなどの就活サイトに依存し、
学生と接点を持っていました。
リクナビやマイナビは、インターンシップと、採用までの選考は分けることで、
企業側から、登録料と評して、支払いを求められるため、日本の就活事情は、
この形を維持してきました。
しかし、徐々に、リクナビやマイナビに頼らずとも若者と接点を持つ企業が現れ、
ルールが形骸化していきました。
また、終身雇用制度の崩壊から、教育が前提となる新卒採用よりも、
即戦力になる中途採用が増えていったため、通年採用が増えていったためです。

インターンシップと言う名の囲いこみ

いよいよ就活ルールもなくなり、インターンシップでの囲いこみが公然の秘密というベールが
剥がされようとしています。
この様な経緯がわかると、インターンシップは、
企業が優秀な人材の囲いこみであることはよくわかると思います。
世間体がありますので、声を大きくはまだできない状況ですが、
学生のスキルアップのためにボランティアでやっている企業はないことを、
よく知ってもらいたいと思います。
ですから、インターンシップに参加して選考が有利にならないはずがありません。
もちろん、インターンシップに参加しなくても、内定はもらえます。
ただ、より就活を有利に勧めたい人は、インターンシップに参加することを
おすすめします。

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