コロナで変わった「働き方」、最高の「働き方」を教えられたブッダの教え(前編)

働き方改革で考えるべきことは何か?

「働き方改革」が叫ばれるようになってから久しいですが、時代がどんどん変化していき、「働き方」を見直す大切さがより高まっています。その理由が、①人生100年時代の到来、②コロナによる新しい生活様式への変化です。今回は、この2点を中心として、これからの「働き方」について、考え直していきたいと思います。

人生100年時代の到来

今までは、定年を迎えた後は、年金などで、働かなくても、ある程度の暮らしができる方が多くありました。しかし、人生100年時代では、定年を迎えても、30,40年という長い間の時間が生まれました。その為、定年を迎えたあとも、色々な形での職を求める人は増えてきています。ですから、働くという事を考えるときは、今まで以上に長い年月、仕事をすることを考慮することが大切になります。

コロナによる新しい生活様式への変化

また、コロナウィルスの影響から、オフィスに足を運び、会社内で働くという形式から、リモートワークになり、デジタル化が進んでいます。そして、人同士の接触を避ける様になり、機械が人間の代わりをする場面が増えてくるようになると予想されています。

働くとは?

今までは、「働く」というと、よく「第一次産業、第二次産業、第三次産業」と3つに分けられてきました。第一次産業とは、自然界にあるものを、そのまま取り扱う産業です。農業や林業、漁業がこれにあたります。第二次産業とは、自然界で取れたものを、加工して取り扱う産業です。工業、建設業、鉱業がこれにあたります。第三次産業とは、第一次、第二次産業にも属さないものと定義されていますが、所謂サービス業です。金融、通信、娯楽、運輸など様々なものがあてはまります。第一次産業がなくなってしまえば、生きていくことができなくなり、第二次産業がなくなれば、不便になり、第三次産業が衰えれば、豊かさが失われてしまいます。

ですから、どれもいつの時代でも存在はしますが、その割合が状況によって変わっていきます。モノが不足していた時代ならば、第一次、第二次産業が盛んですが、モノにあふれてくると、第三次産業が盛んになります。そして、科学が発達していくと、第一次からどんどん機械化が進み、少ない人間の労力だけで、多くのものを生産できるようになります。

元に、昔は田植えといえば、一家総出でやっていたことですが、農作機械が導入されて、少ない人数で大規模な田んぼでの生産が可能になりました。また、工業製品も機械の導入がなされて、24時間365日フル稼働の工場も珍しくありません。その為、第三次産業に、人が集中していく様になりましたが、この第三次産業も、AIの登場で、人の手を離れる部分も日に日に増えてきています。その上、コロナウィルスによって、人同士の接触が避けられるようになり、一気にデジタル化が進んでいます。会議もオンラインが中心となり、リモートワークが進めば、オフィスの存在意義も問われる様になっています。時間的な面、また、科学技術的な面からも、今まさに「働き方」を考え直すときではないでしょうか。この「働き方」を考える上で、大切なことは、「働く」とはどういうことかを、考えねばなりません。これを見誤ると、形が代わるだけで、その都度その都度、考え直さねばなりません。これからますます変化が激しい時代になりますので、その都度考え直していたら、時代に取り残されるだけでなく、変化に対応できず、窮地に立たねばならないかもしれません。

本質から考える「働く」とは?

働くとは、お金を稼ぐ手段ではありますが、そのお金は何に対して払われているのか、これを考えると、そのヒントがあります。言葉を変えれば、私達は何に対して、お金を払っているかという事です。

働くとは「◯」の解消

具体的なことをあげれば、様々な答えが出てきますが、一言で表せば「不」の解消です。「不」とは、安、満、経済的、平等、利益などです。これらの解消のためには、お金を払います。高額でマスクが売買されていたのも、コロナへの「不」安があったからでしょう。ほとんどの人が経験しない事故などのために保険に加入するのも、万が一の時の「不」安があるからでしょう。食事にお金を払うのも、お腹が減った、「不」満だからです。また、言葉を変えれば、マイナスの解消です。マイナスの解消が働くということです。

マイナスを解消するには、プラスを与えていかねばなりませんから、働くの本質はプラスを与えることです。プラスを与えるということは、「楽」を与えることです。ですから、働くということは、「はたをらくにする」と言われます。はたをらくにするとは、周りの人を楽にする、周りの人を幸せにするという事です。これは、「働く」という言葉だけに限らず、「経済」という言葉にも深く関わります。

経済の本来の意味とは

「働く」、仕事と切っても切り離せない言葉が、「経済」です。この「経済」という言葉は、実は、「経世済民」という言葉の略語です。「経世済民」とは、世をおさめ、民をすくう、ということです。世をおさめるとは、世の中を豊かにするということで、民をすくうとは、人々を幸せにするということです。ですから、「経済」の本質は、人々を幸せにすることでした。世の中が豊かになれば、人々は幸せになれるだろうと信じられていたので、現在では、世の中を豊かにする=お金に関わることを取り扱うものと思われています。ですから、働くの本質は、人々を幸せにするという事です。

では、何が幸せにつながるのか、ここを知らねばなりません。

続き

はたをらくにするには、「楽」を知ろう 働くの本質は「はたをらくにする」、周りを幸せにするという事を話をしました。ポイントが「幸せ」ということです。ここを理解することが、働くの本質に繋がりますので、この「幸せ」という事について掘り下げてみた[…]

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