19歳からの人生のトリセツ。仏教から読み解く人生の本質(後編)

何のために生まれてきたのか、何のために生きているのか、なぜ苦しくとも生きねばならなのか、これを人生の目的とも言われ、平たい言葉で「なぜ生きる」といいます。このなぜ生きるを考えてこそ、パスカルの言葉からも、人間が人間であるゆえんです。ではこの「なぜ生きる」とはどんなことなのか、書いていきたいと思います。

「生きる」とは

まず「生きる」ということを掘り下げていきたいと思います。生きるということは、歩くことや走ること、泳ぐことや飛行機で言えば、飛ぶことと同じです。一休は『世の中の 娘が嫁と花咲いて 嬶としぼんで 婆と散りゆく』と詠いました。女性で一番良いときが娘時代です。だから娘という字はオンナへんに良いと書きます。娘が結婚して家に入ると嫁になります。嫁さんが子供を産みますと、嬶と言われます。「女は弱しされど、母は強し」と言われるように、新婚当時はおしとやかでも、お母さんになると鼻高く、ドッシリしますので、オンナへんに「鼻」と書きます。嬶の次にお婆さんになります。額に波が寄ってきますから、オンナの上に「波」と書くのだそうです。

これが女性の一生ですが、男性も呼び名が違うだけで、すべて同じコースを辿ります。何十億の人がいても例外はありません。性別だけではなく、国籍も、関係ありません。ものすごい速さで、時の流れを進んでいきます。恐ろしいことに、この道は一方通行ですから、巻き戻しができません。あの時代に戻りたい、あの時に戻りたいと思っても、もう戻ることはできません。いつまでも娘ではおれませんし、お婆さんが娘に戻ることはできません。「この間まで自分は娘だと思っていたのに、もう息子が嫁をもらって、孫ができた。いやー月日の経つのは早いなー」と言っていますように、女は娘から嫁、嫁から嬶、嬶からお婆さんへとどんどん歩き、走り、泳ぎ、飛んでいくのです。一休が「婆と散りゆく」と言っているのは、そうしてみんな死んでいくからです。

だからまた一休は『門松は 冥土の旅の 一里塚』とも詠っています。冥土とは死後の世界の事です。
一日生きたということは一日死に近づいたということですから、生きるということは死へ向かっての行進であり、冥土への旅なのです。年があけるとみんな「おめでとう、おめでとう」と言います。しかし、一年経ったということはそれだけ大きく死に近づいたということですから、『元旦は冥土の旅の一里塚』なのです。忌み嫌っている死へ近付いているのですから、これほど恐ろしいことはないのですが、私達は、ついついそれを忘れています。年が明けるとは、別の言い方を変えれば、黄昏時のカウントダウンがまた刻まれたということです。それを忘れて、「おめでとう、おめでとう」とのんきにしている私達に対して、一休は「お前たちの頭がめでたい」とこの後に「めでたくもあり、めでたくもなし」と続けています。私たちは去年から今年、今年から来年へと生きるという事は、歩くことであり、走ることであり、泳ぐことであり、飛行機なら飛んでいることです。時の流れを進むことをたとえられているということです。

人生の羅針盤を手に入れよう

誰でも、歩くときも走るときも、一番大事なのは目的地です。目的なしに歩いたら、歩き倒れあるのみだからです。ゴールなしに走り続けるランナーは走り倒れあるのみです。行く先を知らずに飛んでいる飛行機は、墜落の悲劇あるのみだからです。これでは、それまでの苦労が無駄骨で終わってしまいます。努力が報われるということはなくなってしまいます。こんなおかしな話はありません。ですから、そこがハッキリしていないために、頑張ることができない状態に陥ってしまうのです。現代の人々が、活力がないと言われる理由の一つがここにもあります。結局何のために生きるのかがわからず、その意味がわからないから、何をやるにしても、力が湧いてこないのです。逆に、あそこがゴールだとハッキリしていてこそ、頑張って走ることができます。あの島まで泳ごうと目的地に泳ぎ着いてはじめて「ここまで泳いできてよかったー」と、一生懸命泳いできた満足があるのです。

では、私たちの生きる目的は何でしょうか。目的なしに生きるのは死ぬ為に生きるようなものです。死を待つだけの人生は、苦しむだけの一生に終わります。私たちは決して苦しむために生まれてきたのではありません、生きているのでもありません。本当の人生の目的を知り、それを完成し、「人間に生まれてきてよかったー。この身になるための人生だったのかー」と、生命の大歓喜を味わうために生きているのです。本当の人生の目的、「なぜ生きる」を明らかにされた教えが、仏教です。

アインシュタインも「生きる意味は何か?という質問に答えたものが宗教である。」と言い、
「現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれるものは仏教である」と言っています。
現代科学で、解明されていないことも色々ありますが、もっとも闇に閉ざされ、わかっていないことが、この「生きる意味、なぜ生きる」の答えです。それに答えを示しているものがあるとすれば、それは宗教であり、中でも仏教であると言っています。

その仏教を学ぶことは、私達が人間として、最も大切なことです。そして、その答えを得るということは、言葉を変えれば、人生の指針を手に入れるということであり、自分軸を手に入れるということです。先の見えない不安の時代に、どこに向かって行けばいいのかという人生の羅針盤を手に入れる様なものです。ぜひ、仏教を学んで頂きたいと思います。

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