『もったいない!ざんねんな日本人辞典「誤用される言葉の数々(唯我独尊)」』(前編)

世界に誇る、数々の日本の文化があっても、実は、それを当の日本人が知らない、「ざんねんな日本人」は少なくありません。そんな数ある文化の中でも、ぜひ、これだけは知っておいてもらいたい、良き日本の文化について書いていきたいと思います。

そして、減ることのない自殺ですが、その自殺をどうすれば止めることができるのか、これは、日本人が忘れている大切なことを知ることで、はじめて本当の自殺対策になりますので、今回の記事はぜひ、1人でも多くの人に読んで頂きたいと思います。

世界に誇る日本の文化

世界が誇る日本の文化といえば、様々ありますが、やはり「おもてなし」ではないでしょうか。東京オリンピックの招致する時のスピーチでも紹介されたことからも外すことができないことです。この「おもてなし」の精神は、どこから来ているのかといえば、これは仏教思想から来ています。仏教で教えられている「自利利他」の精神から、この「おもてなし」が来ています。ですから、日本は、海外からも仏教国と思われています。

ざんねんな日本人、仏教を知らない

そんな仏教国、日本ではありますが、ではその仏教に何が教えられているのか、それを正しく知る人はほとんどありません。仏教と言えば、死んでから聞けばいいもの。生きている自分には関係のないものだと思っている人は多くあります。しかし、実は仏教は、そんな死んだ人のために、教えられたことはありませんでした。お釈迦様が教えられた仏教は、生きている人に対して教えられた、生きた教えです。それが証拠にお釈迦様の教えが書き残されたお経は、お釈迦様が書かれたものではなく、弟子がお釈迦様がお知られたことを、書き残されたものです。このことからも、お釈迦様は、死んだ人を相手にされていたのではなく、生きている人たちにむけて、教えを説かれていたことがわかります。

しかし、その仏教を正しく知る人がほとんどなく、残念な状態が、現在の日本です。

誤解された「天上天下唯我独尊」

ではどういうところが誤解されているのかというと、仏教で教えられた、大切な言葉の一つである、「天上天下唯我独尊」です。これは、暴走族などが、特攻服に刺繍していることから、「大宇宙で一番、俺が偉いのだ」とお釈迦様が威張られている言葉だと思われています。しかし、これは大変な間違えです。世界的にも有名な偉人であるお釈迦様がご自身で、自分は偉いと言われるはずがありません。

実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

という言葉があります。稲穂がまだ成熟していないときは、まっすぐ伸びていきますが、少しずつ実りがついていき、頭が重くなると、ちょうどお辞儀をしている様に見えます。その様に、人として成熟している人は、俺は偉いと、頭が高いのではなく、謙虚なものです。

ではこの「天上天下唯我独尊」とはどんな意味かと言いますと、「大宇宙広しといえども、我々人間に尊い目的があるのだよ」と教えられたお釈迦様のお言葉です。どんなに苦しくても、自殺してはならない、生きる意味があるのだよと教えられています。

続き

「天上天下唯我独尊」とは、お釈迦様が我々人間に、尊い生きる目的があることを教えられたお言葉です。この生きる目的は、どんな人にとっても、これ以上大切なことはありません。そして、この生きる目的についてわからなければ、どんな自殺の対策をしても、そ[…]

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